おめでとうございます。 ふと気がつくと、ビル中詩林堂になっていたりして・・・。 そんな詩林堂さんと一緒にするのも申し訳ないのですが、 今遅ればせながら「ナニワ金融道」にはまっておりまして、 ちょうど、帝国金融が赤貝信託を向こうにまわし 肉欲企画のビルを乗っ取ったシーンを読んだところです。 って、一緒にするなって。すみません!!乗っ取りじゃないっつーの。 (でも、いいですよねー、ナニ金!)
それはおめでたい! Q社が8階の他に7階を借りたようなもんですね。 (一部の人しかわからなくてすみません。) 広くなった記念オフ会はいつですか?(冗談)
いままで森田ビルの2階にいたテナントが四月いっぱいで引っ越すというので、 だいぶ詩林堂も手狭になってきたこともあり、2階の半分(面積的には1/3ぐらい) を借りることにしました。 会議や打ち合わせ等余裕をもってできるようになりそうです。
> 件名:アラファト議長密着取材 > フリーランスの記者浅井さんの命がけのメールを転送します、 > > 皆さん、お元気ですか?一部の方には、このメールがダブる場合 > もありますが、IT化に乗り遅れている僕にはこれが精いっぱいで > すからご容赦を。 > > 僕は昨日、議長府のあるラマッラから5日ぶりに帰ってきました。 > ラマッラは、2週間前から外出禁止令が布かれ、4、5日毎に数時 > 間解かれる以外は、町から人影が消えます。外出禁止令は、皆さん > が映画で観る戒厳令を思い浮かべていただければ、大体想像がつく > と思います。つまり、路上をうろうろしたりすれば、イスラエル軍 > 兵士に撃たれる可能性が非常に高いということです。また、家にい > ても撃たれる民間人が後を絶ちません。 > > 今回の僕の取材ターゲットは、議長府と「人間の楯」の活動です。 > 皆さんも聞き及んでいると思いますが、議長府には現在、2、3百 > 人のパレスチナ人と25人の人間の楯、つまりはイスラエル軍の攻 > 撃からパレスチナ人を守ろうと突入した平和活動家がイスラエル軍 > の包囲の中、頑張っています。 > > 今回は、この人間の楯を密着取材しつつ、議長府突入を図りまし > た。計4回、議長府の入り口付近までたどり着きましたが、いずれ > も突入するまでにいたりませんでした。一度は、一人で入り口まで > 行ったためでしょう。模擬手榴弾を投げつけられ、足元で破裂した > ため、自慢のお尻がちょいと傷つきました。野球バットで殴られた > ような痛さでしたが、内出血が主で、大した出血はありませんでし > た。昨日あたりはほぼ普通に歩けました。僕のお尻に魅了されてい > る皆さん、後遺症はありませんからこれからも鑑賞し続けてください。 > > 人間の楯の行動には、正直なところ僕は深い感動を覚えています > 。30年間戦争を見続けてきた僕が言うことです、重みがあるので > す(と、僕は勝手に皆さんに押し付けていますね)。 > > 人間の楯の中でも僕の関心を引いたのが、アメリカ人の二人です > 。今や彼らは欧米人で知らぬ人がいないほどの有名人です。ユダヤ > 系アメリカ人のアダムはNY出身、婚約者のフエイダは、ミシガン > 出身のパレスチナ系アメリカ人です。このカップルが、とにかくす > ばらしいのです。 > > アダムは包囲が始まった翌日、救急車に助手として乗り込み、 > 医者とともに議長府に突入しました。その翌日、今度は50人の > 人間の楯がイスラエル軍の意表を突いて突入を敢行、アダムと合流 > しました。その中に、フエイダもいました。51名の内、34人が > 議長府に人間の楯として残り、アダムは他の活動家やフエイダとと > もに議長府を離れました。その後、9人が健康上の理由で議長府を > 離れ(国外追放処分を受けた)、現在も25人が立てこもっていま > す。 > > 議長府を包囲したイスラエル軍は、後数時間もあればアラファト > 氏を拘束出来るまでになっていたようです。ですからまさしく人間 > の楯がイスラエル軍の動きを止めたのです。 > > 議長府の中にいる連中は、電話で話しましたが結構明るくて、 > パウエル氏が訪問する前に、2週間ぶりにシャワーを浴びられたと > はしゃいでいました。 > > アダムのことは、欧米や中東でですぐに取り上げられました。 > 多くのアメリカのメディアが、彼のことを、「裏切り者」「テロリ > スト」とこきおろしました。NYポストなどは、ユダヤ系タリバン > と彼を名付けました。その直後からアダムの実家に抗議や脅迫が殺 > 到、両親と弟は一時的に身を隠さねばなりませんでした。今はFBI > に守られています。彼は、パレスチナに来て2年半になります。 > 最初は子供たちの面倒を見る運動に関わっていましたが、イスラエ > ル軍の侵略を見かねて、国際連帯運動(ISM)に入りました。 > 基本的な考え方は、マハトマガンジーやマーティンルーサーキング > 師の非暴力運動に近いと考えてください。実際に彼らはこの二人の > 名を上げています。 > > アダムの凄いのは、白旗を掲げて必要とあらばどこにでも行って > しまうことです。スナイパーがあちこちに銃口を向けているだろう > (こちらからは見えないですが、多くの住民が撃たれていますから > たくさんいることは事実です)に、白旗を降って前を進みます。 > 当然のことながら戦車や装甲車などが彼の前に立ちふさがることも > ありますが、彼はたじろぎません。それは見事なほど肝が据った態 > 度です。そしてほとんどの場合、兵士を言い負かして先を進んでし > まいます。そして薬が必要な人たちに届けたり、病人がいれば救急 > 車を手配します。一部を除いて市内のライフラインはイスラエル軍 > によって切られていますから、病人がいても電話が出来ません。 > 防弾チョッキを着て彼に同行する僕は、自分が何か恥ずかしく感じ > られます。 > > 身体を張っての抗議活動をする場合は、女性であるフエイダが > 先頭に立ちます。彼女の姿も僕の眼には輝いてみえます。 >
> 二人の優しさは、4日間寝食を共にしてみて実感できました。彼 > のところには17歳のパレスチナ人の少年がいます。一週間前に道 > 路に寝ているところをフエイダに発見されて救い出されたのです。 > この少年、あまりきちんとした教育を受けていないためでしょう。 > 彼らのアパートに出入りするパレスチナ人カメラマンによると、 > 初日は拾われてきた猫のようにおびえていたようですが、2日目に > なると傍若無人ぶりが目立つようになってきたとのこと。われわれ > のカメラや電話を弄り回し、TVもBBCニュースがつけっぱなし > になっているのですが、すぐにパレスチナのものに変えてしまいま > す。それでも二人はしょうがないなあという表情を時折見せますが > 、笑みは浮かべたままです。パレスチナカメラマンの怒りが限界に > 達していたので代わりに僕がお説教をしましたが、二人にはそんな > ものは必要ないのかもしれません。昨日も、抗議行動にイスラエル > 側から参加してきたイスラエル人を抗議行動の後に自分のアパート > に招じ入れました。ところがこの男、遠慮を知らないようで、 > たった30分の間に、アパートにある残り少ない食べ物を、それこ > そブタのように意地汚く胃袋の中に入れ、水が出ると分かると、 > シャワーを浴びて髭剃りまで済ましてしまう始末。挙げ句の果ては > 、壁に張られている連絡先の電話番号をメモし始めたのです。僕が > 咳払いをすると、何事もなかったかのようにその場を離れましたが > 、イスラエル側から放たれた人間である可能性もあるのに何の警戒 > をしていない彼らを見ていると、疑い深い僕が卑しい人間にみえて > きます。 > > 二人は来月アメリカで挙式します。9月には韓国に来る予定なの > で何とか日本に招くことはできないかと思っています。 > > 長くなりました。何れにしても僕は元気です。9年ぶりの戦場取 > 材ですが、まだまだやれるようです。 > > このメールを出来るだけ多くの人にまわしてください。そして、 > 僕の取材活動を含めて宣伝してください。 > Kenzo Yamaoka > > http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/1404221.htm > >
つーたです。 パレスチナでの虐殺の情報です。 重複して受け取られる方も多いと思いますが、転送します。 (転送ここから) ==転載1== アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名 事務局 吉田正弘です 緊急のお願いです!このメールを知り合いの方に広く回してください。 パレスチナ最前線からの手紙 ■パレスチナの地で重大事態が--ジェニンで大虐殺事件が起こる■ ・今日の毎日新聞朝刊でも報道されたように、ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラ エル軍による大虐殺事件が発生しました!パレスチナ自治政府は「国際調査団」の派 遣と真相究明を世界に向かって呼びかけています。イスラエル側は、国際調査団が組 織される前に、証拠隠滅を図ろうとして、イスラエル政府による調査団を派遣すると 発表しました。 ・米のパウエル国務長官は、この虐殺事件を無視し、逆に「自爆テロ」を非難して、 アラファト議長との会談を拒否しました。不公平この上ない侮辱した対応です。 ・腹立たしいことに、邦字紙も、英字紙も、パウエル・シャロン会談やイスラエルで 「自爆テロ」の被害が出たことなどが中心的な報道内容で、「ジェニンの虐殺」を 扱った新聞も非常に小さい扱いしかしていません。自治政府が勝手に言っているだけ と言う意味で大虐殺にカッコを付けている状態です。事態 は緊急を要します。この ままでは大虐殺事件が闇に葬られてしまうのです。 ・皆さんの友人に以下のイスラエルの女性による現地報告を大至急回覧していただけ たら幸いです。ギラ・シヴィルスキーさんはイスラエルの反戦平和運動の有力な活動 家で「公正な和平をめざす女性連合」の代表者です。国際支援者やパレスチナ人たち と一緒にイスラエル軍の侵攻に身体を張って立ち向かっています。 ・彼女は「最前線からの手紙」という緊急レポートを世界中に発信しました。とりわ けジェニンで「筆舌に尽くしがたい」深刻な事態が起こったと報告しています。 ・メールで友人に送れる人は「ねずみ算式」にどんどんこの「手紙」を多くの人々に 知らせてくだ さい。メールをやらない友人には、FAXでこの「手紙」を送ってく ださい。 ・世界中の人が、この大虐殺事件に注目し、非難し、監視すれば、イスラエルやアメ リカとて、隠蔽することはできなくなるでしょう。この事件が世界中で非難の嵐を巻 き起こせば、パレスチナ人に対する虐殺をやめさせイスラエル軍の撤退に道を切り開 くでしょう。私たちも彼女の要請に最大限応えていきたいと思います。皆さんも手を 貸してください!! つづく
最前線からの手紙 Letter from the Front by ギラ・シヴィルスキー 2002.4.10 友人たちへ、 私は今ちょうど2週間の外出からイスラエルへ戻りましたが、自分が見聞きしたこ とを全体の脈絡の中で見通してまとめあげるのに更に2日かかりました。それを今あ なたがたと分かち合いたいと思います。 まず第一に、私たちの前に繰り広げられた人を圧するような光景は、パレスチナの 諸都市においてイスラエル軍がしでかした死と破壊の光景です。とりわけてもジェニ ンのそれは筆舌に尽くし難いものです。数百人が殺され数千人が負傷したのに加え て、イスラエル軍が救急車を阻止し死傷者の搬出を妨害したこと、大量に家屋をブル ドーザーで破壊したこと(ときには家族がまだ中にいるもとで)、1週間以上にわ たって水と電気と電話を遮断したこと、その反駁の余地のない証拠があります。自分 の周囲で男たち、女たち、子供たちが血を流して死んでいこうとする時に、全く水も ないという状況を、あなたがたは想像することができるでしょうか? そして、死体 を数日のあいだ家に置いたのち近くの空き地にそれを埋めねばならないという状況を ? これらの事態は、現在進行中の残虐行為、大量逮捕、破壊的蛮行、窃盗、屈辱を与 える行為などをはるかに越えて進行しています。ある将校の言明が今日の「ハ・ア レッツ」紙に引用されました。「我々がそこでおこなったことの映像を世界が見る 時、それは我々に巨大なダメージを引き起こすだろう。」と。メディアが接近するこ とを許されていないのも不思議ではありません。昨夜おこなわれた人権団体ベッツェ レムの緊急委員会合での現場からの報告に耳を傾けると、涙したのは私だけではない ことがわかりました。 今は分析をしている暇はありません。私には言うべきことが多くあるのですが。た とえば、ペレスの共犯について。イスラエルに対する正当な怒りによって国際的に解 き放たれたゾッとするような反セム族主義について。イスラエルにおける恐ろしいテ ロリズムとアメリカにおけるいわゆる「テロとの戦争」が、現在起こりつつあること にいかに許可証をあたえたかについて。等々。ブッシュ=チェイニー=ライス=シャ ロン=モファズを並べれば、暴力がいっそうの暴力の原因となる処方箋は完ぺきで す。今日のジェニンでの13人のイスラエル兵士の死は、イスラエルの軍事力の悲劇 的な無益さということを痛感させるばかりです。 分析するよりはむしろ、今は行動する時です。ここイスラエルでは、平和運動と人 権運動は、考えうる限りのありとあらゆる戦線で疲れを知らずに活動しています。占 領地での軍務を拒否している将兵たちは収監されていきます。緊急に集められた食糧 と医薬品の輸送物資は配達・配送され、更に集められています。人権活動家たちは、 命がけで監視行動に取り組んでいます。平和活動家は、軍検問所で対峙して、催涙ガ スその他をあびせられても勇敢に立ち向かっています。外国の活動家たちは、占領地 全域で人間の盾として活動しています。私の活動歴の中で、これに匹敵するような緊 急事態を思い出すことができません。ここにおいては、あることの原因を徹底追求す るということのために、生命も日々のパンも脇へ押しやられつつあります。私はま た、私たちイスラエル人自身が創り出した大災厄が眼前で展開されつつあるというこ とを感じ、それに匹敵するような感覚を思い起こすことができません。 私は、あなたがたに、あなたがた自身の行動をとるように懇請します。関係諸官庁 に(いくつかの宛て先は下に示されています)働きかけて下さい。もしあなたがユダ ヤ人であれば、それを必ず強調して下さい。次のことを主張して下さい。 1)この恐ろしい暴力を終わらせるために、国際監視団が現地に直ちに派遣されなけ ればならないこと。2)紛争の根本原因はイスラエルによるこの地の占領であるこ と。占領を終わらせねばならないこと。 限られた時間しかなくてもできる他のことは次のことです。 ・1分しか時間がないなら、この手紙をあなたのメールリストに載っている人々に転 送して下さい。 ・10分時間が割けるなら、あなたの選ぶ組織に小切手を書いて下さい (「www.coalitionofwomen4peace.org」でリンクスを見て下さい)。 ・1時間あるなら、あなたの現地の新聞社に手紙を書いて下さい(手短に、そして心 を込めて)。 ・もっと時間があるなら、活動に関わって下さい。「www.junity.org」の「Get involved - Find an Organization Near You」を見て下さい。もしあなたがアメリカ 在住のユダヤ人であれば、「Tikkun Community(www.tikkun.org)」または新たにつ くられた「Brit Tzedek v'Shalom - Jewish Alliance for Justice & Peace (www.jppi.org)」に参加して下さい。 どんなことでも、あなたがたにできることはすべて価値あることです。 最後に、私は、イスラエルは今日ホロコースト記念日を印したということを書き留 めないではいられません。私たちがこのトラウマからついに自らを解放し、その真の 教訓、toleranceという教訓を肝に銘じることができるのは、いつになるのでしょう か? Shalom(ヘブライ語の平和)/Salaam(アラビア語の平和) エルサレムより ギラ・シヴィルスキー(「黒衣の女性たち」の創設者の一人) ------------------- アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名 HP: http://www.jca.apc.org/stopUSwar/ パレスチナ関連ページには上記のアドレスから入れます。 イスラエル大使館、米大使館に抗議のメール、ハガキを送ろう。 抗議先: http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Palestine/CondemnIsraeliAggression.htm#info アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名 事務局 吉田 連絡先メールアドレス:stopuswar@jca.apc.org ==転載1ここまで==
(つづき) ここからの転載はパレスチナ子供のキャンペーンの<現地緊急速報> で、最新のものは http://plaza17.mbn.or.jp/~CCP/news/updateJ.html で読めます。 ==以下、転載2== シャロンの戦争が中東の運命をますます破局に導き、イスラエルとパレスチナの双 方の人々の未来を壊していることを日本の世論に広く伝え、一刻も早く、現地で起こっ ている悲惨な状況を止めるために役立ちたいと思っています。 趣旨をご理解いただき私たちの意思に反しない形であれば、「パレスチナ子どもの キャンペーンより」という引用をつけていただいて、ご自由に転送、HPへの掲載など をしてくださると嬉しいです。また事後で結構ですから、その旨お教えください。 == Aril 09, 2002 水を飲ませて。「爆破犯の町」から子どもたちの叫び ジャニーヌ・ディ・ジョバンニ、Rummana(ジェニン近郊) ハミードが最後に見たジェニン難民キャンプは、死体だらけだった。 14歳のハミードは、30時間にわたる爆撃のあと、土曜日の夜にイス ラエル軍に投降した。破滅的な状況を語るハミードの体は、少しば かり震えている。ブルドーザーが死体の山をかたづけていた。家の がれきからは煙が上がっていた。子どもたちが水をもとめて泣き叫 んでいた。下水を飲まされる子もいた。ハミードはイスラエル軍に 投降したあと、兵士に衣服をはぎとられて下履き一枚の姿だったが、 今は、パレスチナ人の支援者が買ってくれた新しいトレーナーを身 につけている。爆撃にたえられなくなって、投降したのだという。 彼が避難していた家では、ロケット弾によって3人が殺された。 「でもほんとうに恐ろしかったのは、イスラエル兵士が8人の男たち を捕まえ、並ばせてから殺したのを見たときだ」。ハミードは、一部 始終と男たちが受けた傷について詳しく語った。この後、ハミードと 双子の兄弟アフメッド、兄のハディルは、白旗を作ると窓から出して うち振った。外に出るにはこの方法しかなかった。 ハミード兄弟は衣服をはがされ、後ろ手に締め上げられると目隠しを された。100名あまりのパレスチナ人男性とともに、イスラエル内にあ るサレムの兵営まで連れていかれた。サレムに着くと叩かれ、イスラ エルのスパイになれと言って金を渡されたという。 シン・べト(イスラエル社会安全保障組織)による48時間の尋問が終わ ると、はだしの男たちは近くの村に連れていかれ、西岸地区まで歩い て帰るように言われた。イスラエルと占領地域との間にあるオリーブ の茂みをどうにか通り抜けてRummanaにたどり着いた。現在は、受け入 れてくれた家庭に身を寄せている。だが、自分の家には二度と戻れない。 彼らにできるのは、壊された家々から数キロメートルにあるこの村にい て、攻撃ヘリによる爆撃を見ることだけだ。アフメドは腎臓のある場所 の背中をひどく蹴られたため、苦痛に顔をゆがめながらマットに横たわ っている。ハディルの目のまわりにはあざができて打撲傷も受けている が、兄弟たちは生きのびるだろう。 だが、それほど幸運ではなかった人々もいる。モスクには土曜日に投降 した人々がいた。そのうちの何人かは、人間の楯にされて衣服をはがされ、 何時間か戦車の前に立たされて辱めをうけてから、サレムの軍事基地に連 れていかれた。 イスラエル人の質問に「きちんと答えなかった」人々は、ひどく叩かれた。 ハーリド・ムスタファ・ムハメッド少年もその一人だ。彼は血まみれのマ ットにうつぶせに横たわり、背中には包帯が巻きつけられている。 ハーリドは肋骨2本が折れて内出血をおこしており、半ば昏睡状態でうめき 声をもらしている。町にいるたった一人の医師は疲れきっている。歯科医 のファルーク・アルアフメドは、鎮痛薬の投与を試みているが、銃床でな ぐられたことによる内部損傷があまりにもひどいため、治療を受けられなけ れば、少年は3日以内に死亡するだろうという。 「落ち着かせるための処置をして、折れた肋骨を固定したが、できるのはそ こまでだ。わたしは歯科医なのだから」 疲れきった医師はそう語った。昨夜、 赤十字が述べたところでは、ジェニン難民キャンプへの立ち入りが許されず、 何時間も交渉したがパレスチナ側の救急車3台によって3名を収容したのみだ という。 昨日は一日中、イスラエル側の呼び名によれば「爆破犯の町」ジェニンの破壊 が続いた。昼食時を過ぎたころ、澄み切った青空にいた攻撃ヘリが体勢を整えた。 ヘリの一団は旋回すると機首をさげ、一機がミサイルを発射した。 空で音がしたかと思うと爆発がおこった。大気が震え、ジェニンからは柱のよ うな煙がつきあげてきた。住民は、過酷な制裁が行われるのではないかと恐れ ている。ジェニンからは多数の自爆犯が出ているからだ。ファルーク医師は「 虐殺がおこるのではないだろうか」と述べた。ある目撃者によると、「女性と 子どもたちは夫や父親からからひき離されて、近くの森に連れていかれた」 Rummanaにいて危険にさらされているパレスチナ人の男たちは、残してきた家族 を思って苦悩している。ジェニンからは何の情報もない。 電話線は切断されており、電気もストップしている。イスラエル軍によると、パ レスチナ人の死者は70名、イスラエル兵士の死者は9名であるという。だが、目撃 者によると、死者の数はもっと多い。ジェニン難民キャンプで商店を営んでいた モハメッドは「通りは死体だらけだ」と言う。「夜から朝まで、聞こえたのはロ ケット弾の音だけだった」。彼は、ジェニンから追い出され、難民となる経験を2 度も味わった、悔しさと情けなさで心がいっぱいだと語った。モハメッドは簡潔に しめくくった。「どうしようもない」。夜になっても戦闘は続いた。 イスラエルのグリーン・ライン内にあるサレムから来たパレスチナ人らが、難民の ための食糧と毛布の準備にとりかかった。 本当に心配なのは、逃れてきた難民ではなく、後に残された人々の身の上だ。サブラ とシャティーラの難民キャンプで虐殺がおこなわれたのは、それほど前のことではな い。難民のために毛布や果物、靴を集めていたサレムの村人が言った「朝までにはも っとたくさん死ぬだろう」
つづきです。 =========================================================== The Palestine Monitor, A PNGO Information Clearinghouse 世界への緊急アピール 2002年4月12日 ジェニンでイスラエル軍が虐殺に関与したことが確認された。イスラエル軍は数百人 が殺されたことを認めたが、パレスチナ側は死者の数が実際にはもっと多いのではな いかと恐れている。 イスラエルは現在、キャンプから遺体を運び出し、ヨルダン渓谷北部の秘密の場所に 埋めて、自らの犯罪を隠蔽しようとしている。 この10日間、ジャーナリスト、看護師、医師、国際赤十字のチームなど、誰一人虐 殺の現場にたどり着けた者はいない。キャンプの責任主体である国連機間UNRWA(国 連難民救済機関)の代表でさえ、当該地区へ行くことが許可されないのだ。誰も近づ けず、何が起こったのかは誰も見ておらず、伝えることもできない。 キャンプの住民15,000人の大半が殺され、傷つき、あるいは家や避難場所を追われ た。キャンプは破壊された。 イスラエルはキャンプから撤退すべきだという国際社会の声をを拒絶した。キャンプ で起こったことについては完全な報道官制を引こうとしており、世界はイスラエルが そこで何をしたか知ることができない。パレスチナ市民社会の一員として、私たち は、同じことがまた別の場所で繰り返されることを恐れている。ヨルダン川西岸地区 からイスラエル軍が撤退しない限り、それは現実的な脅威だ。報道官制のみならず、 事実を訴えようとし、また実際にそれをすることができる団体や パレスチナの市民団体に対し、 シャロンが何らかの弾圧を行うことも懸念されている。 ヨルダン川西岸地区への国際保護部隊の緊急配備が今、 これまでで最も必要とされている。 世界がこれ以上沈黙を守ることがないよう、強く呼びかける。 シャロンを止めなければならない。 シャロンとイスラエル軍が関与した虐殺に目を向けなければならない。 新たな虐殺を許してはならない。イスラエルの関係筋は、 パレスチナ人が今後のプロパガンダに利用するために遺体を隠していると主張し、 虐殺の上にさらにパレスチナの人々を侮辱しようとしている。 このような嘘で、イスラエル当局は真実を歪曲し、 自らの行いを隠蔽しようとしている。 ==転載2、ここまで== つるたまさひで
いったいどなたでしょうか??